1ジョフロイネコ(北海道) [MX]2020/07/08(水) 10:40:38.46ID:/XgLOh4A0?PLT(12015)
大手HDDメーカーであるWestern Digital(WD)のNAS用HDDシリーズ「WD Red」の記録方式が、モデルチェンジの際にランダムライトアクセスに不向きとされるSMR方式に表記なく変更されており、WD Redシリーズを用いたRAIDの再同期に問題が生じるケースがあるとストレージに関するニュースサイト「Blocks & Files」が報じています。

SMRはトラックを重ね合わせてデータを記録する技術で、HDD容量を増大させられる代わりにデータの書き換えが非効率であり、SMRを採用したHDDは頻繁にデータを書き換える用途には適していないとされています。SMRについては、以下の記事を読むとその仕組みがよくわかります。

ある日、ネットワーク管理者のアラン・ブラウン氏がWD製のHDD「WD40EFAX」をRAIDアレイに追加しようとしたところ、エラーが発生しHDDをRAIDアレイに追加することができなかったとのこと。NASメーカー「Synology」のフォーラムにも2019年に同様の問題が報告されていました。

ブラウン氏は問題の原因がSMRにあると推測。SMRではランダムライトアクセスに関する問題への対応として、プラッタの外周部にCMRで記録するキャッシュ領域を設け、HDDがアイドル状態時にキャッシュ領域から通常の領域へデータを書き込む仕組みを採用しています。数十GBから数百GBのデータを書き込む際は問題になりませんが、RAIDの再同期など大量のデータを書き込む場合は、キャッシュ領域からデータがあふれ、書き込みに問題が生じる場合があるとのこと。

https://gigazine.net/news/20200416-wd-red-hdd-smr/

135アフリカゴールデンキャット(静岡県) [US]2020/07/08(水) 12:20:18.92ID:6CFca79Q0 WDレッドすぐに壊れるから海門に移動した俺は正しかった

5ジョフロイネコ(北海道) [MX]2020/07/08(水) 10:44:28.07ID:/XgLOh4A0 すでにiXsystemsやSynologyといった大手NASベンダーは、HDDのNAS互換性リストからSMR方式を採用したWD RedのHDDを外す対応を取っているとのこと。

WD Redが抱えている問題をNASベンダーが見逃してしまった理由について、ケネディ氏は「NASベンダーが『ある項目をクリアしていれば他の項目もクリアしていると見なす』組み合わせを記したテストマトリクスに従ってテストしている」点と、「WDがNASベンダーに一部HDDの記録方式の変更を伝えなかった」点を挙げています。

WDは一連の問題への対応として、ウェブサイト上にSMR方式を採用したWD RedのHDDをリストアップしており、場合によってはHDDの交換にも応じているそうです。

ケネディ氏は、WD Redの問題を指摘した記事が公開されてもWDの関係者から連絡がなかったことから、WDの「企業文化」そのものにも言及。社内での横断的な調整ができていない可能性や、そもそもWD RedがWDの主力製品ではなく、対応に力を入れていない可能性もあるとケネディ氏。WDが沈黙を続けることは、WD Redのブランドを傷つけるのみならず、NASベンダーのブランドも傷つけることになると語っています。

ケネディ氏は「WD Redの問題は、SMR方式を知らないカジュアルなNASユーザーにこそ影響するものです。NASを所有している友人や家族などに、SMR方式について意見を共有してください」とコメントしています。

https://gigazine.net/news/20200616-wd-red-smr-issue/

18バーミーズ(大阪府) [US]2020/07/08(水) 10:48:51.18ID:iEMZLMam0 >>5
一番重要なWDblue3.5インチの2TB-6TBを詳しく書かないのはずるい